◆家づくりのコラム:埋め込み式食洗機について
- 作成者: k-juken
- カテゴリー: 家づくりのコラム
- タグ: ビルトイン食洗器, 埋め込み型食器洗浄機, 食器洗浄機
キッチンを選ぶ際には、埋め込み食洗機を付けるか?つけないか?を選択することになります。
埋め込み食洗機は、家事をする人のとても強い味方。
必ず設置したい!と思う人もいれば、本当に必要?と疑問に思う人もいるでしょう。
今回は、キッチンに設置する埋め込み食洗機を設置した際のメリットから、選び方までお伝えします。
埋め込み型食洗機とは?
キッチンに埋め込んで設置する自動食器洗い機のことです。
ビルトイン型食洗機とも言います。
収納のように引き出して使うタイプが多く、容量に応じた食器と専用の洗剤を入れ、スイッチを押すと自動で食器を洗うことができます。
埋め込み型食洗機の必要性
食洗機を導入する際は、必要性についてよく検討した上で設置したいですね。
食洗機を設置した場合のメリットとして、次のことが挙げられます。
- 面倒な食器洗いが必要なくなり、時短になる
- 食器洗いで起こる手肌の荒れなどから解放される
- 手洗いよりも節水
- 手洗いよりも仕上がりが清潔
- 手洗いよりも音が静か
- 卓上型に比べてキッチンがすっきりし、作業面の邪魔にならない
デメリットとして挙げられることも理解しておきましょう。
- 設置費用、メンテナンス費用、交換費用がかかる
- 食器の洗い上がりまで時間がかかる
- こびりついた汚れは落ちないため、予洗いが必要
- 専用洗剤が普通の中性洗剤と比べて高価
- 汚れた食器をセットする手間、食器棚に入れる手間はある
- 節水効果を得るためには食器を溜めてから洗う必要がある
- 卓上型に比べて、収納が減る
手洗いよりも優れたパフォーマンスが期待できる食洗器ですが、メリットとデメリットを比較した上で、費用に見合ったメリットが得られると感じた場合はぜひ導入してください。
埋め込み型食洗機の選び方
食洗機は、自分の家庭に合ったものを選ぶことが大切です。
次のポイントに注目して、選びましょう。
- 開き方
- 容量
- 機能性
- 洗浄力
- メーカー
順番に詳しく解説します。
1.開き方
「スライドオープン型」と「フロントオープン型」があります。
「スライドオープン型」は、引き出して使い、上から食器の出し入れを行うため、立った姿勢で使うことができ、出し入れがしやすいです。
国内で主流になっているのがこのタイプです。
「フロントオープン型」は、扉を手前に引いて使い、前から食器の出し入れを行うタイプで、下の段に食器を入れる際には、屈む必要があります。
容量が大きく、一度にたくさんの食器を洗うことができます。
2.容量
食洗器の容量は、「約60L」などと表現されますが、「約6人分」や「40点」と使用目安がわかりやすく表記されていることがほとんどです。
「スライドオープン型」は、容量の大きさで「ディープタイプ」と「ミドルタイプ」に分けられます。
家族の人数や、食器洗いの頻度はもちろんですが、容量が大きいと食洗器自体も大きくなりますので、キッチン全体の収納の量と合わせて適した容量を検討できるといいですね。
3.メーカー
食洗器のメーカーには、国産と輸入品があります。
システムキッチンの場合、使用できる食洗器が限られますので、システムキッチンメーカーが指定するものを選びましょう。
オーダーキッチンの場合、国産メーカーから輸入品まで幅広く選ぶことができます。
主な食洗器メーカーは、次のものが挙げられます。
■ 国内
- パナソニック
- リンナイ
- 三菱電機
■ 輸入品
- AEG
- Miele
国内メーカーはメンテナンス面や、日本人の文化に合った機能性が魅力ですが、海外メーカーはおしゃれなデザインと日本製にはないユニークな機能、何より大容量なことが魅力です。
埋め込み型食洗器とは何なのか?ということから、設置した際のメリット、選び方についてお伝えしました。
食器洗いは、時間と労力と水を使うものです。
食器洗いが苦痛と感じる方や、節水や時短が気になる方、ぜひ家づくりの際に食洗機の導入を検討してみてください。
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